2015/12/31(木) 北陸一周4日目白山~金沢 3

金沢駅に向かう。

ぐねぐねした道を進む。ナビ通りに行っているのか不安になる。

ぐねぐねした交通量の多い都会ってのは運転しづらいね。

なんとかナビの示すトヨタレンタリースまで来た。

地図で見ると距離はそうでもないが、交通量のせいで時間がかかる。

で、トヨタレンタリースがマジで見つからない。

一方通行などに阻まれなかなか返却する駐車場が見つからない。

仕方ないので大通りに停車し、丸山に店舗内に行って聞いてきてもらった。

裏に駐車場があるらしいので、案内通りに行ってみる。

て、あったわ。なんとか車を返却。

ガソリンを注いだレシートやらを見せろと言われた。

ぎりぎり満タンであるよ。問題ないであるよ。

そんなこんなで12時ぴったりにラクティスを返却。

ラクティスは加速もいいし、車体の割に小回りきくし結構いい車だった。

もうちょっとこの旅が早かったらラクティス買ってたかもしれない。

建物の地下から金沢駅構内に向かった。

駅ビルの地下を抜けてエレベーターを上がるとそこはおもてなしドームだった。

ああ、ここにつながってるのか!!

とりあえず昼飯は駅弁を買うことにする。

丸山はホームに行って北陸新幹線を見たいらしい。

入場券を買って、新幹線をただ見るとのこと。

誘われたが断り、いったん別行動になる。

暇になったのでカフェに入り、パンとカフェオレを頂く。まあまあだ。

駅弁を買う予定がカレーパンやらクロックムッシュを食べてしまう。

腹減ってるときって無限に食える気がする。

丸山と再び合流。新幹線が見れてホクホク顔である。よかったね。

結局コンビニで駅弁を買う。アナゴ寿司。敦賀かどっかのやつだ。

大晦日のお昼の金沢駅はとんでもない人だった。

特にもう何もすることはないのでホームに行こう。

今回の旅は全て指定席を取っております。自由席はもう懲りた。

指定席とはいえ、人がかなり並んでいた。

12時53分発の特急サンダーバードに乗車する。

2015/12/31(木) 北陸一周4日目白山~金沢 2

今回の旅行最後の地は、大雨が降る金沢市である。

本来なら雪だったんだろうけど、雨だった。

まずはガソリンスタンドへ。北陸はガソリンが安い。

あれこれ計算しつつ、満タンのぎりぎりのラインを探る。

なんとかFラインの2mm上あたりにうまいこと給油する。

大きな道を進むと、なんだか歴史的なところに出た。

とりあえず金沢に来たということで兼六園に来た。

当初は来る予定はなかったが、他に行くところがないので来た感じだ。

金沢城の城壁も見える。

とりあえず、兼六園の駐車場に停める。

屋内駐車場から出る。やっぱ雨がすごい。

コートのフードをかぶり不審者になるも、雨は防げない。

仕方ない傘を買うか!!!

石川県観光物産館へ。傘ワンチャン。

傘ありました。なんかおしゃれなシールをつけてもらった。

傘を差し、兼六園に向かう。

坂道を上る。露店や土産物屋が立ち並んでいる。

大晦日だというのにとんでもない人がいた。外人も多い。

兼六園は、大晦日だからか知らないが入場料がただになっている。

兼六園は確かにきれいな庭園だ。

防府市にも毛利氏庭園があるけどね。

雨と人混みがすごいのですたすた歩く。

灯篭が有名らしい。そういえば金沢にきたときに道にでかいのが生えていた。

この灯篭をモチーフにしてるってこと?

池の周りをぐるっと一周して元のところに戻ってきた。

噴水とか小さい滝とかを見た(あまり覚えてない)。

トイレに行って帰る。

しかしここまでずーっと雨が降るとテンションも下がるというものだ。

せめて雪だったらいい景色だったんだろうけど。

暖冬のメリット。不慣れな雪道で事故のリスクが減る。

デメリット。こんな感じになる。スキーもできぬ。

まあしゃあない。

兼六園は、ああ兼六園に来たなーって感じで終わった。

今度はいい天気の時に来て思いっきり観光したいな。

でとりあえず時間もあるので金沢城の方も行ってみた。

丸山によれば金沢城天守閣がないらしい。

ないのかよ。城といえば天守閣やんか。城門と小さい建物しかないやん。

「学校の校庭も学校なんだから、天守閣が無くても城は城」

丸山による意味不明な理論。

学校をイメージしろと言われて校庭をイメージするやつはいない。

城をイメージしろと言われたら誰もが天守閣をイメージする。

だからその理論は通らねえと思う。

知らんけど。

城とは何ぞやという謎の議論をしていたらいつの間にやら金沢城を出ていた。

やっぱ雨だと観光は盛り上がらないっすよ。

坂を下り、駐車場に入る。

いい時間になったから金沢駅に車を返しに行くか。

駐車場を出る方向を間違えた結果、兼六園の周りをぐるぐる周る羽目になった。

2015/12/31(木) 北陸一周4日目白山~金沢 1

大晦日の朝が来た。

7時くらいに起床。固いふとんだが意外と寝られた。

なんか変な夢を見ていた気がするが思い出せない。

だらだらスマホをいじっていたがとりあえずかばんを整理した。

もう使わないものは全てキャリーバックにさでこんだ。

リュックサックがすっかすかである。お土産をつめたらちょうどいいかな。

朝ご飯は8時からだ。テレビを付け、間接的に丸山を起こした。

部屋の中に干してあるタオルを取る。丸山の分も投げておいた。

天気予報を見ると今日は雨らしい。最後の日に傘は買いたくないな。

北陸ってやっぱり冬は天気が悪いんだなー。

全国天気で金沢市を見る。地味に旅行の醍醐味だと思う。

普段なら小倉を見ているところだ。

朝8時を過ぎ朝食を食べに行った。

自分は食欲がないが丸山は食欲旺盛らしい。

まあ豪華なごはんだ。ふろふき大根まである。

「おかわり」としてお櫃まで用意されている。ざっと2合はありそうだ。

小鉢も皿も半分くらい丸山の方に寄せる。

なんと恐ろしいことに奴は全て平らげ、お櫃のごはんまで全部食べたのだ。

朝っぱらからよう食うわ。

ごはんを食べてゆっくりして、清算してから宿をチェックアウト。

清算の時、店員の女性にいろいろ聞いてみた。

こんなに雪が降らないのは初めてらしい。正月という感じがしないとか。

自分もこんなに雪がないとは思わなかった。

白川村みたいな風景がずーっと続くのかと思った。

ラクティスの中を掃除する。

ETCカードを忘れずに抜く。お土産もリュックに詰める。

このラクティスとも今日の12時でお別れだ。

12時に金沢駅で返却。それだけ頭にあればいい。

とりあえず野々市市の方に向けて出発。

獅子吼高原とかいうめちゃめちゃかっこいい地名を見つける。

獅子が吼える高原。かっこよすぎる。

行ってみようかと思ったが却下された。まあいいか。

どこぞの私鉄と並走する。

道を間違えてコンビニで確認したりしながら野々市市に着いた。

特に何もなく通過が、満足である。

石川県の市は全部制覇した。

行ってないのは、中能登町というところだけらしい。

金沢市に帰ってきた。

2015/12/30(水) 北陸一周3日目輪島~白山 7

本当に特筆することもなく、福井県を出て石川県に戻る。

30分くらい高速を走る。ナビは小松ICで降りろと言ってくる。

白山ICかと思っていたけど小松なんやね。

白山市は左上がりに長いらしい。

そういえば旅の算段を立てる時に丸山とこんな話をした。

白山市はフライドチキンみたいな形をしているとかなんとか。

市役所とかは左上の、海沿いのICの方に集中しているらしい。

さっきハニベに行った道を再び通ることになる。

白山の宿は山奥でコンビニもないらしい。小松市のファミマで物資を調達。

時刻は17時半だが、辺りは完全に暗くなっている。

能美市を経由し、白山市に入る。

しかしほんとに雪が降らない。こんなに降らんもんかね。

白山市の山奥に入り、路肩にちょっとだけ雪が見えてきた。

全く必要性を感じないスノーシェッドをくぐる。

18時過ぎに白山市山奥の宿に到着した。

ナビは最初19時に着くと行っていたが、目算が甘い。

宿屋の主人にスキーのことを謝られる。こんなに雪がないのは初めてらしい。

いやー自然のことだからしょうがないね。運が悪い。暖冬マジくそ。

ていうか電話の時も思ったが主人の喋り方がほんと独特。うつりそう。

部屋に入る。きれいな部屋だ。やっぱりただの宿とは違う。

丸山がふとんが固いっすよwみたいなことを言ってくる。

ほんとか…うおお固!たたみベットがほんとに固い。板みたい。

ほとんど床みたいな硬さだ。これは本当に布団かね。

19時まで時間があるのでアメトークを見た。

結構面白くて笑ってしまう。

人と見るテレビってなんか普段より面白さ増すよな。

丸山が輪島についていろいろ調べている。自分はなんか眠くなってきた。

アメトーク流行語大賞の辺りで19時になったのでごはんを食べに行った。

とりあえずビールで乾杯。

なんか鳥の鍋みたいなやつとかみそ田楽とか天ぷらとか。

豪華なごはんだったが、から揚げも追加注文した。ほんと全部うまい。

ていうか丸山の汁の椀が全然開かねえ。アロンアルファでひっついてんのか。

でまた丸山はほんとモリモリ飯を食う。野球部かよ。育ちざかりか。

自分はなんとか食べきり、部屋に戻った。ジョッキ2杯でふらふらする。

アメトークを見たり、いろいろ雑談したりする。

旅行も今日でほぼ終わったようなものだ。3日って早い。

22時を回り、風呂に入る。

風呂の中では、丸山の彼女との旅行話を聞いた。30分以上入っていた。

部屋に戻ってまた他愛ない話をする。

輪島市のチェーン店を本格捜索。8番ラーメンというのもあったらしい。

でもほんとに輪島ってチェーン店ないんだなあ。流通そんな厳しいの。

テレビではとにかく明るい安村がドッキリにかかるドラマをやっていた。

明日の朝はゆっくり出発でいい。最終日はのんびり行こう。

2人の最終日の目的は合致している。

この旅において石川県で唯一行ってない市、野々市市を通ることだ。

何を言っているか分からないと思うが2人とも本気で言っている。

いつの間にか日付は大晦日になっていた。

2015/12/30(水) 北陸一周3日目輪島~白山 6

洞窟の中を進んでいくと、「地獄門」という所に来た。

地獄の鬼たちの像がこれまたたくさん並んでいるようである。

地獄の門番の像。なんでか知らんが手に餅が置かれている。

地獄門の看板は、やけにファンシーな色合いで表現されている。

この外枠はどっかで見たことある。ラーメンのどんぶり?

一歩足を踏み入れる。

開幕大きな車輪で人がバラバラにされているシーン。

おお…

なかなかえぐいものを見せてくる。

その後もいろいろあった。

人をうすの中に入れて、きねでt

鬼が人をバラバラにして食b

目をえぐr 人の腸が出t くもが人を食…

途中からマジで気分が悪くなった。平和な国ヤパーナで育つとこうなる。

ふらふら歩いていると閻魔大王の像がある。大迫力だ。

なんでか知らんけどお賽銭を入れて拝む。

最後の方にはお地蔵様や、栄西やら最澄やらのお坊さんシリーズもあった。

洞窟をやっと抜けた。グロいものを見て気分が悪い。

洞窟の出口に案内があった。ここで分岐するようだ。

山の上が順路らしい。下に行けば帰れるらしい。当然、上に行った。

道は雨のせいでぬかるんでいる。

ろくに道の手入れがされていないので落ち葉もすごい。

注意しながら山道を歩く。歩きながら思う。岩窟院の岩窟ってそういう…

かすかに見える石段を頼りに坂を上がった。

山頂広場に到着。大きな大仏が枕で横向きに寝ている。

またいろんな石像があった。

これでハニベも終わりか。なかなかとんでもないスポットだった。

しげみの奥にまた像があったがもう見る気力はなかった。

帰りのぬかるみ道がしんどい。つるつる滑る。

山を降りて最初の仏頭のところに戻ってくる。街宣ぽいアナウンスが懐かしい。

お土産物屋の中が順路らしいので入る。

何個か買おうか迷うものがあったが値段が高くて断念。

地獄のパンフレットとかあった。もう結構です見たくないです。

車に戻って息をつく。あー、疲れた。でもすごいものを見た気がする。

これが北陸最強の珍スポット、ハニベ岩窟院。

ていうか足元泥だらけやないか。ズボンまで泥がついている。

うん。

さて次だ。時間は15時半。

時間との相談になる。

ここから東尋坊に行き、白山の山奥のロッジに行くか。

この辺で時間をつぶしてから白山の山奥のロッジに行くか。

ロッジの夕飯の予約は19時だ。

ナビはなかなかの時間をはじき出しているが…

・・・

行く!東尋坊に行こう。

東尋坊はここから1時間ちょいかかるらしい。

何より高速道路を降りてからが長いようだ。

急いで出発。さっきの道を引き返して小松ICへ。

雪も雨も何も降っていない。周りの車の様子を見つつ、ぶっ飛ばす。

小松市を抜け、加賀市を一瞬で通過して福井県に入る。

あわら市とか初めて聞いたわ。

金津ICで降りた。もうこの辺の運転は作業である。

道中では芝政ワールドや、松島水族館など昨日見たところが並ぶ。

福井県坂井市に入る。ほんと、聞いたこともない街の名前ばっかりだ。

そして、別に特筆することもなく、東尋坊の周辺に着いた。

駐車場が無料みたいだ。すごく助かる。

丸山によれば東尋坊タワーはがっかり観光地なので行かない方がいいらしい。

理由を聞いたが、東尋坊タワーから東尋坊が見えないらしい。納得だよ。

東尋坊を目指して坂を下りていく。道は露店や土産物屋で賑わっている。

美味しそうなのでイカ焼きを買うことにした。店員さんがかわいい。

注文してから焼くらしいので時間がかかった。

店員さんあんなショートパンツで寒くないんだろうか。

にしても、人の多いところだな。にぎわうねえ。

イカを食べながら坂を下る。イカ墨ソフトも気になるなあ…

ずんずん進むと出た、東尋坊

意外と小さい。もっと大スケールなのかと思った。断崖絶壁感はあまりない。

人があまりにも多い。人同士ぶつかって落ちそう。

岩の上を軽快に進み、淵のあたりまで来た。

崖はあんまり高くないけど、日本海の荒波と絶景はすごい。

東尋坊はこの岩肌と岸壁と、景色とのコントラストを楽しむところなのかも。

ふーん。(小並感)

いろいろ看板を見る。

東尋坊というのは本当にいた坊さんらしい。

要約すると、東尋坊は悪いやつで殺されたけど逆恨みしてやばいことになった。

みたいな話らしい。悪いやつの方の名前が残ってしまっているのね。

あとイカはとんびが狙うから食べ歩きは注意してねの看板もあった。

食べきってるから大丈夫だ。というか串がすごくじゃまである。

特に何を買うでもなく露店の立ち並ぶ道を歩く。

海鮮丼とかあるやん。ここで食べればよかった。

車に戻ってきたけどトイレに行きたい。串を車の上に置いてトイレに行った。

再び車に戻って発進。白山の宿はまあまあぎりぎりで到着できそうだ。

雪も降ってないみたいだし。誤算だよな。

まあ雪降ってたら今日スキーできてたんすけどね。

そういえばイカ串を車の上に乗せっぱなしである。いけね。

車を停め、串を回収。助手席に放り投げた。

白山の宿を目指そう。だんだん日が落ちてきていた。