2015/08/10(月) 紀伊半島縦断1日目 7

10分くらい経つと、目的地の潮岬(しおのみさき)灯台に到着。

本州最南端の地だそうだ。

駐車場では金を取るようだが誰もいない。営業終了?

車を降りる。鍵が回らないし抜けない。故障かと思った。

灯台の方に歩く。

トイレがあったので入ったらいろんな種類の虫がいた。

用を足しているときに飛び回っていて気持ち悪い。

トイレを出ると景色がすごい。波の音がバッサンバッサン言ってる。

残念ながら、灯台も営業終了だった。

閉門した門の下に、大人200円と書いてある。

このまま帰るのも惜しい。

時刻は18時45分。辺りは暗くなってきていた。

灯台の右に道があったので、とりあえず進んでみた。

坂を下った先に暗い道が見える。

案野さんは嫌そうだったが行ってみることに。

街灯はない。道がどんどん暗くなる。高まる肝試し感。

坂を下りたところに鳥居。くぐると鎮魂碑が立っていた。

3人ともちょっと黙る。

お盆前、この時間帯に鎮魂碑。うーん…

どうやら山田中将という英霊を祀ってある神社のようだ。

結構怖い。昼間に来てたらどうということはないんだろうけど。

手を清めて進んでみることにする。

階段があったので上がる。後ろで何か走っている。たぬき?

階段を上がると神社があった。

本堂の中には灯りがついている。

薄暗い中に、朱色がかった灯りがぼんやりと浮かびあがっている。

他のところに一切灯りはなく人がいる気配もない。ひっそりしている。

不気味最高潮。

罰当たりなことをしたら一瞬で何かしら災厄が降りかかりそう。

お賽銭を入れ、お参りし、失礼のないように外に出る。

心なしか早歩き。階段を下り、坂を上る。鎮魂碑に向かって礼。

鎮魂碑の右に階段がある。上がった先には祠があるようだ。

自分は怖いもの見たさで行ってみようかと思ったが、2人は断固拒否。

仕方ないので坂道を上がる。丸山曰く、あれはたぶんやばいとのこと。

帰り際に人家を発見。神主さんちかな?

車に戻るころにはすっかり暗くなっていた。ライトを点け出発。

潮岬できれいな夕日を見るはずだったのに、なぜか神社で怖い思いをすることに。

まあこれはこれで旅の一興である。

でもなかなか怖いところだった。

本州最南端の地を後にし、1日目最後の目的地、那智勝浦へ向かう。