2015/12/28(月) 北陸一周1日目松本~高山 3

松本城は、入る際に靴を脱いで自分で袋に入れて持ち運ぶスタイルだった。

じいさんが袋を配ってくれていた。あれ半券ちぎらんの?

城の中はなかなかに趣がたっぷりだ。柱などもすごくいい味を出している。

毎回思うけど、ここに時代劇に出てくる殿ー!みたいな人がいたんだよなあ。

時代の変遷ってなかなかすごい。

あと、順路の作り方がうまい。

とかなんとか考えながら3Fまで上がった。

見ると、変に階段の前が渋滞している。

どうしてかと見ると、階段が信じられないくらい急勾配なのだ。

じいさんばあさんはおろか、子連れの夫婦などがヒイヒイ言いながら上っている。

これもなかなかすごい。

自分の番になった。

段の上がり幅も角度もきつくて狭すぎる。

階段を真ん中で分けているため、実質階段の広さは半分だ。

自分もヒイヒイ言いながら上がる羽目になった。

結局6Fまで、各階の階段がずっとそんなんだった。

1番きつかったのが最後の階段だったと思う。

足をあげたらまさかの天井に頭をぶつけた。

自分がぶつけるくらいだから、大概の成人男性はぶつけるだろう。

手すりも竹でつるつるだし、片手には靴の袋を持っている。

なかなかの難所だった。いつか将棋倒し案件が起こるかも。

最上階は階段といい部屋の形状といいポケモンのダンジョンにしか見えなかった。

最上階から景色を眺める。松本市も割と大きい街だ。景色もすごいし。

帰りも同じ階段を、今度は下って帰った。下りの方が怖い。

展示に力はあまり入れていない分、この上り下りで十分楽しめた。

もはやこれアスレチックだとか言いながら天守閣を後にした。

松本城はいろいろと斬新なところで、すごく楽しかった。

城が楽しいというのもあんまないと思われる。

城の周りを一周して帰ることにする。

なんとか御殿の跡地だった。

灰色の盤?プレート?みたいなのが、区画ごとにたくさん設置してある。

ちょっと異様な光景だった。

雪隠(せっちん)トイレのことだ。

そんなこんなで松本城を完全に後にする。

裁判所があり、興味本位で掲示板に貼られた訴状を見てみた。

身寄りのない老人が亡くなったが誰か遺産を相続する親族いませんか。

そんなのがたくさん貼ってあり、すごくナーバスな気持ちになった。

帰り道、開智小学校方面に歩いていった。

車で行けるかも?と思ったが徒歩で行った。

旅は歩いてその地をしっかり踏みしめるのも大事だ。

とか言うも丸山は面倒だとかつべこべ言っている。

歩道のど真ん中に木が生えていて、歩道が分断されている。

昔は歩道がもっと狭かったりしたのかなあと思った。

開智小はなかなかに伝統がありそうなところだった。

旧開智学校も大層ヨーロピアンな感じで。

旧開智学校の横に駐車場があったが気にしない。丸山を言いくるめる。

しっかり松本城周辺を堪能して車に戻った。

時刻は15時前になっている。

この辺りの日没は早い。さっさと高山市に向かおう。