2015/12/29(火) 北陸一周2日目高山~輪島 4
うどん屋を出て、ちょっと富山湾を見てみることにした。
気付かないうちに海の方に来ていたのだ。
しばらく行くと、なんとか海岸に到着した。
海岸の駐車場は水たまりだらけになっていた。
ドアを開けると全て水たまりだった。ジャンプをしたもののジャポン。
富山湾は波が高かった。音も大きい。
あそこに見えるのは新潟?と言ったら違うらしい。射水の辺りとか。
そういやさっき射水(新湊)という謎の案内を見たな…
海岸をずーーーーっと見ている中年男性がいた。
入水自殺でもするのだろうか。年の瀬はそういうやつも多いのかも。
海岸には5分くらいいたが、その人は一歩も動かず海を凝視していた。
車に戻り、出発。
あの人がくるっと振り返って走ってきたらどうしようとか下らんことを話す。
目指しだした途端天から変なものが降ってきた。ひょうかあられか分からん。
窓から手を出して取ってみた。直径5mmくらいの氷塊。
でも比較的早く止んだ。
道はずーっと海沿いだ。海浜植物園とか海浜公園とかのそばを通る。
途中バームクーヘンみたいなベンチがあって何やあれと思う。
阿尾というシンプルな地名のところを抜けると気になる標識を発見。
「大境洞窟」洞窟か。ちょっと見てみたい。どんな洞窟なんだろう。
案内に沿って曲がると、車は漁港の方に降りていった。
ここら辺のマップがある。この辺りは大境洞窟住居跡というらしい。
奥の方に神社があり、そのまた奥に大境洞窟があった。
洞窟というよりは巨大な横穴だった。
神社の警報機が鳴ってびびる。なんなんだよ。ただの旅行客だぞ。
大境洞窟を見学。神聖な祠が建ててある。
どうやらここは縄文人たちが暮らしていた洞窟らしい。
それどころか弥生人もそのまた後の時代の人もいたようだ。
なかなかの歴史スポット探訪だ。
雨だれがすごい。銃撃されてんのかと思うくらいボタボタ来ている。
見上げるととんでもなくダイナミックな岩肌だった。
帰りに神社に参拝したらまた警報機が鳴った。何に怯えてんだ。
元の道に合流して、ただひたすらに北上する。
のどかな漁村をまったり走る。いいドライブだ。
突如カーナビが左折を要求してきたので、左に曲がった。
そこから能越自動車道の無料区間に合流。七尾大泊ICから高速へ。
高速は速いけど景色もくそもなくなってしまうのが難点だ。
そのままナビも知らないような道を快走した。
高速を降りて、和倉温泉を目指した。
新しい道が多く、ナビの案内が当てにならないので、案内だけ見て進んだ。
15分くらいして和倉温泉に到着。
ごみごみした町が急激にはけて温泉街になった。
温泉街の雰囲気が大好きだ。
この町は花咲くいろはとかいうアニメの舞台になったところだ。
大学の時宅飲みをしてて、深夜にみんなでテレビでやっているのを見た。
大学時代、謎のキッズステーションブームが流行したのを思い出す。
和倉温泉の総湯を訪れた。
靴箱と貴重品箱のダブル施錠。防犯に力を入れている感じがする。
タオルと垢すりを買って、温泉の中へ。
温泉の中はじいさんだらけだった。適当に体を洗って湯船へ。
お湯が苦い。血の味がする。なんか鼻血が出てきたのかと思った。
いい湯だ。
でも熱い。
なんか5分くらいでのぼせて外に出た。
休憩室という畳張りの部屋でデカビタを飲んでいたら丸山が風呂から出てきた。
和倉温泉で旅の疲れを癒すことができた。
時間にして14時。思った以上に快調な2日目である。