2015/12/30(水) 北陸一周3日目輪島~白山 4

雰囲気の重い海鮮丼屋に入る。

和歌山でこんなとこ来たよなー…

板前は開口一番、「ご予約は?」と聞いてきた。

ああこういう系の店か…

予約してないことを告げると、20分かかりますと言われる。

まあいいよ。20分ね。

カウンター席に通される。女性の店員が熱いお茶を持ってきた。

自分は海鮮丼を注文。丸山はカニ丼を頼んだ。

海鮮丼は2400円。高いのか安いのか分からん。

海鮮丼の上には、握り10カン 2000円と書かれている。

いやー、海鮮丼でしょ。この択なら絶対海鮮丼。

店には若いけど態度のでかい男とけばい女の夫婦に、落ち着いた老夫婦がいた。

途中で若い女2人が来たが、板前の対応に対してイライラしているようだった。

こういうところで何喋ったらいいか分からないんだよな。

丸山はぼけーっとしている。自分はこそこそパズドラをする。

若夫婦の男の方は握り10カン2000円を頼んだようだ。

時間は13時。まあハニベ行って東尋坊行ったらちょうどいいくらいかな。

時間がただ過ぎていく。

板前がやっと丼を作り始めた。若夫婦は退店し、老夫婦が入ってきていた。

「へいお待ち!カニ丼!」

丸山のカニ丼が到着。

「あ、お兄さんのは少しずつ握っていくからね」

は?

数分後、自分の目の前に皿が置かれ、握り寿司がちょっとずつ置かれていく。

・・・

間違えられとるやないか!!!

・・・うーん・・・

なんかもう訂正するのも面倒だし恐ろしいので握りを食べることにした。

うん、美味いけどさ。

美味いけど・・・

腹いっぱい海鮮丼食べたかったなあ。

回転ずし換算で5皿の握りはあっという間に無くなる。

自分が10カン食べ終わるのと同時に丸山が丼を食べきった。

こいつちゃんと咀嚼してんのか?

ああ、足りない。圧倒的に足りない。酢飯をかっこみたい。

仕方ないから代金を払うか。

ここで、女性店員が気付き、板前さんに耳打ち。

「あっお兄さん海鮮丼!ごめんね間違えちゃったよ」

「あ、え、いや全然いいっす」

突然のことにキョドる。恥ずかしいからやめてほしい。

そんな訳で特に安くなるわけでもなく2000円を払って店を出た。

いやー全然腹いっぱいになってないわ。

しかも、そんなにすごく美味しいわけでもなかった。しゃりがべたついてた。

和歌山のあの柱時計の音とともに食べた握りの方が美味しかったなあ。

ぶうぶう文句を垂れながら金沢駅に戻ってきた。

ここで駐車料金をかけたゲームをする。

駐車場は最初の何分まで無料かゲームだ。

自分は最初の20分まで、丸山は30分まで、と予想。

結果は最初の20分までだったのだ。勝ったぜ!!!

そんな訳で駐車場代は丸山が負担。

なんかやたらと20の多い昼食となった。次はいよいよハニベに行く。