2016/08/12(金) 対馬一周2日目⑤ 大船越

対馬北部を一周し終わり、朝通った道を逆に進む。

まだ宿に行くには早かったので、途中空港に寄ってお土産を物色。

だがロビーにはお土産コーナーがなかったので、あきらめて宿に行った。

 

18時頃、大船越にある宿に到着。今日は民宿に泊まる。

駐車場に車を停めて中に入る。

大きな玄関があり、真ん前には広間があった。

右に受付があるのは病院っぽい。

吹き抜けの上に2Fが見える。部屋がたくさんあるようだ。

民宿というから民家みたいなの感じかと思っていたが、普通の宿泊施設だ。

受付を済ませ、部屋の鍵を貰った。部屋の名前は魚の名前である。

2Fの1番奥の部屋だった。

 

中に入るとその部屋のなんと暑いこと。ずっと締め切っていたらしい。

とりあえず冷房を付ける。ごはんの時間は18時らしいので待つことにした。

民宿の中を探索。おばあちゃんたちが忙しなく料理を作っている。

風呂は共用である。右が男性で左が女性。

宿を探検するのは楽しい。

その後はテレビなどを見て過ごした。

 

20時になったので大広間に行き、席に案内された。

びっくりした。量の多さが尋常ではない。

ごはんやみそ汁だけではなく、小鉢いくつあるのかというレベル。

刺身も信じられない量が皿に乗っていた。

しかも豚肉の鍋がついている。天ぷらまである。

よく見るとサザエのつぼ焼きが1人2個置いてある。

それだけかと思ったら、アラの煮つけが大皿に乗せられてやってきた。山盛りだ。

これで1泊2食付き1人6000円である。すごすぎ。大当たりの宿だ。

料理もまた1つ1つがすばらしく美味しい。

丁寧に作られてるし、酢味噌とかダシの味もいい。みそ汁も絶品だ。

鍋も刺身もアラも天ぷらもマジでうまい。

刺身は食べても食べてもなくならなかったので5枚重ねにした。贅沢すぎる。

3人とも大満足の食事だった。

たぶん丸山がいなかったらアラは食べきれてなかった。

後ろの席のじいさんと観光客のおっさん(たぶん初対面)の会話が面白かった。

 

部屋に戻ると外が騒がしい。恐らく民宿のオーナーの家族が帰省してきている。

卓球したりBBQしたりとまあ~ドンパチやっている。楽しそうでいいね。

その後風呂に入ったが、風呂の中にその声が響き渡っていた。

風呂は広めのユニットバスだった。

脱衣所には巨大扇風機が置いてあった。

 

その後は部屋でゆったりと過ごす。

外に自販機があったのでお茶を買いに行った。夏の潮風が心地よかった。

テレビを付けると対馬のローカル番組があったので3人で鑑賞した。

対馬の集落探訪みたいな番組だった。今日車で通った琴(きん)地区が出ていた。

庄司さんとなんとかさんという2人のおじいさんにインタビューしていた。

地域のおじいさんおばあさんばっかりが登場していた。なんかほのぼのする。

その番組が終わった後、対馬ローカルCMが流れ始めたのでそれも鑑賞。

なんでかしらんけど疲れもあってすごい面白かった。(?)

・三笠優子ディナーショー

大江裕ディナーショー(ティアラにもポスターがあった)

・ハンバーグステーキロワール従業員急募(ドリンクバー半額らしい)

・酒井写真館でお誕生日記念写真を撮りませんか

などのCMである。根緒とか今日知った地名が出てきてにやにやした。

 

そして明日のことを決めてから就寝。

外はようやく落ち着いたようである。

島の風景をたくさん見ることができて満足な1日だった。

景色とか、島の人と人との関わりとか。

いろんな角度から対馬を見ることができ、対馬に溶け込んだような気分になる。

いい旅行してるな~とか思った。明日が最終日。対馬をもっと満喫しよう。

天気予報は快晴だと言っていた。

2016/08/12(金) 対馬一周2日目④ 大増

韓国展望所を出るとさすがに少し腹が減ってきた。

どこで食べるものを調達しようかな。

とか考えていたらさっき通った道に出た。

この辺にさっきのスーパーがあったようなとか話す。やっぱりあった。

結局再びスーパーでご飯を買い、車内ピクニックをすることになる。

まあいいじゃないか行きずりの旅っぽくて。

ワンチャン総菜でとんちゃんがあるかと思ったがやっぱりなし。

あったのは炒めるととんちゃんになる生肉だけだった。仕方ない。

お茶やら総菜やらあれこれ買う。

自分は爆弾おにぎりとか出来合いの串とかにした。

 

車に乗り込んでいざ南下開始。

さっきまっすぐ行って比田勝に着いた道を今度は右折する。

対馬高校を見つけてひっそりテンションが上がる。

そこから20~30分くらい車を走らせると、いい感じの漁村ぽいところに出た。

そこで車を停めていざピクニックタイム。(2回目)

おいしくごはんを頂く。もちろんラジオがおともである。

それからダッシュボードのペットボトルの山がやばいことになってきた。

完全にアクアに慣れた3人であった。 

 

たまたま停めた場所だったが、奥を見ると神社があるようだ。

じゃんけんで丸山が負け、また偵察に行かされた。

しかし丸山がいくら経っても戻ってこないので残り2人で見に行ってみた。

霹靂神社、というところらしい。

神社の境内の奥にも鳥居がある。そして真裏がすぐ海になっている。

海というか湾だ。前方に湾、四方八方に山。なかなかない光景である。

海に続く階段がある。そこからはもちろん海に出られるようになっている。

昔はここから船でどこかに行っていたのだろうか。

階段の上のすき間をぴょんぴょん飛んでみた。意外と飛べる。

適当に停めたけど、偶然いいものを見ることができてよかった。

 

そして道中、オメガ公園への案内があったので寄ってみることにした。

例によってゴリパラに出てたから行ってみたいという超個人的な理由である。

案内に沿って道を反れ、ひたすらせっまい道を進む。

進みに進むとオメガ公園があった。公園というか広場というか。

そして見つけたオメガ塔の跡。たしかにでかい。

案内板を見る。

「なんか昔ここに東京タワーよりでかい塔があったらしいよ」

と言うと2人とも驚いていた。そりゃー驚くだろう。

「風に吹かれて揺れる様子が見られた」みたいな文を見て笑う。

そりゃ怖いだろう。

しばし塔の跡を見学。バッタの量がすごい。誰も来てないんだろう。

ふと丸山が公園の下に船が泊まっているのを見つけた。

あっちも気になるので見てきます、と珍しくフットワークの軽い丸山氏。

何を運んでいる船なのか聞いたら塔関係の船だろうということだった。

なんだか時間の止まったような場所だな。

 

そこから更に2時間くらいかけてひたすら南下していった。

途中訳分からんくらい狭い林道を通った。すげえ道。

しっかりナビはその道を示しているので正しい道なんだろう。

イカがくるくる回っているのも見れた。

化け物杉?みたいなのも見ることができた。

化け物杉はもうめっちゃ固定されてて生かされてる感が正直すごかった。

あそこまで行ったらもうハリボテと言っていいかも。

そして朝通った道に戻ってきた。対馬北部一周達成の瞬間である。

2016/08/12(金) 対馬一周2日目③ 比田勝

旅行は帰り道の方が早く感じる。

ほんとにそうで、センターを出てから元の通りに戻るのは異様に速く感じた。

さてごはんを食べよう。対馬といえば「とんちゃん」だ。

なんか豚肉をたれで炒めた料理だそうだ。

これから向かう比田勝は割と大きいところらしい。(対馬の中では)

今日はそこでごはんを食べようという計画になっている。

丸山に店をスマホで探させ、車を走らせる。

相変わらずの山道を進むと、横にスーパーを見つけた。

割と駐車場もでかく、車もたくさん停まっていた。

小さな集落しかないように見えるけど、交通量は多いしお客も多い。

どっから来てるんだろう。

とかなんとか話しながら進むと比田勝に着いた。

 

比田勝には大きな港があった。厳原に次ぐ第2の町って感じだ。

往来にも人が多い。夏休みだしね。

大きな駐車場があったのでそこに停めた。

真夏の昼過ぎは暑い。じりじりする。

往来の人は多かったものの、9割方韓国人だった。

そして丸山が探した店が見つからない。

スマホを使うと路地の奥に店があることが分かった。

行ってみるとまあ~人の多いこと。人があふれ出ている。

他のところを当たってみるか、と町の方へ行く。

スマホで[とんちゃん 比田勝]で検索してみる。

この店がいいよ、みたいな店に行ってみると、精肉店だった。

調理して食うわけじゃねえからさ。

2つ目の店。潰れてた。

3つ目の店。韓国人と思われてもう今日は終わりよ!とあしらわれた。

・・・

・・・

もう店がないやないか!

暑いし歩き疲れたし(あしらわれるし)もう比田勝ええわ、ということになった。

韓国人は別に何をしてくる訳でもないけど、なんか声と態度がでかくて苦手。

車に乗り込んで、次のところへ行こうとなる。

ていうかそもそも腹があんまり空いてない、と3人の意見が合致。

豊玉で割と食べたしな。

その後は、比田勝の北にある海が見える温泉に行った。渚の湯と言う。

しばし汗を流す。地味に温泉が割とある対馬

お風呂にはforeignerは少なかったもののやっぱ少なからずいた。

ほんとね、何をされるということはないけど声と態度がでかい。

基本的に韓・中の人達って人目を気にしないと思う。

お風呂の景色とお湯は最高だった。

14時くらいに上がって飲み物を買って飲む。眠くなってきた。

ロビーのソファーでうとうとしていると案野さんと丸山が上がってきた。

ちょっとゆっくりしつつ今後のことを話した。

100円玉をはじきあって遊ぶ。

ロビーに来た元気な日本人のじいさん。

「お湯に入らんよ!遊びに来たよ!!」みたいなことを言っている。

パワフルだなあ~。島人って感じ。受付の人も笑っていた。

 

どんどん北上して韓国展望所に来た。

案内通り右折して、坂を登るとでっかい鳥居みたいなのがあった。

くぐるとまた出ました、韓国っぽい建物。割と人もいる。

これを建てたのは日本人なのか韓国人なのか?

そして韓国を展望…することはできなかった。晴れてたら見えるのかな?

中には歴史資料が満載でしばし見ていたが、暑い。サウナみたいだ。

出がけに韓国人のツアー客が大挙して来ているのにすれ違う。

あの集団と展望所内で一緒になったらいろいろとやばかった。

というか母国見て楽しいんかな?

そういや昨日もこんなことがあったような気がする。

2016/08/12(金) 対馬一周2日目② 上県

更に対馬を北上していく。国道らしいがそうは見えない。

車内は謎ラジオが流れている。

道中はほんとになんもない。運動公園が山ほどある。

1~2時間くらい運転して、対馬自然動物保護センターの看板が見えた。

これまたすげえ道を進む。ほんとにこれで合ってるんだろうか。

と思ったら合っていた。山道と農道をかき分け20分。到着。

対馬自然動物保護センター。1回来てみたかったところだ。

ツシマヤマネコなど、対馬だけの生き物を見ることができる場所だ。

 

駐車場に停めて車を出るとびっくりした。

全く同じ白いアクアが横に停まっていた。ナンバーも1つ違い。

同じ空港横のトヨタレンタリースで借りたんだなあ。偶然ってすごい。

駐車場からずーっと登っていき、センターがあった。この坂で汗をかく。

中に入るとガイドのおじさんが同行してくれた。

このおじさん、ゴリパラに出てた人だ。こっそりテンションがあがる。

ツシマヤマネコと普通のヤマネコの違いなどをクイズ形式でガイドしてくれた。

かわいいわー。なんかもさっとしてる。体がでかい。表情がなんともいえない。

うーん楽しい、このセンター。

そしてついにツシマヤマネコとご対面。

福馬くんというらしい。かわいい。ぐてっとしてる。

ここでガイドのおじさんとお別れ。ありがとうございました。

その後、センター内のいろんなものを見る。

対馬は固有種が多いところらしい。トンボとかトカゲとか。

離島だしガラパゴス的な進化とかあるんだろうか。

野原や街並みを再現したジオラマみたいなのがたくさんある。

ボタンを押すと音声解説がされる。

なんか対馬ってお金の羽振りよくない?

ホワイトボードにいろんなところから来た観光客のメッセージがあった。

韓国語もたくさん書いてあった。猫のかわいさは世界共通。

対馬の地形が一目瞭然の模型があった。ボタンを押すと地名が光る。

昨日行ったところとかを光らせて遊ぶ。

厳原からすんげえ距離を来ていて驚いた。

各自いろいろと散策。壁の掲示物とかも興味を惹かれるものばかりだ。

お土産コーナーで再びさっきのおじさんに会っていろいろ質問する。

お土産をここで買わなかったことを後で後悔することになることはまだ知らない。

ほんとにいいセンターだったと思う。

僻地中の僻地中の僻地にあるけどぜひ行くべきスポットだ。

駐車場にはまだアクアが2台停まっていた。この人も長く滞在しとんな。

2016/08/12(金) 対馬一周2日目① 豊玉

朝は7時半に目が覚めた。

テレビは水谷の話ばかりしていた。

今日の対馬の天気はいいらしい。旅先の天気予報っていいよな。

ロビーに3人集合して、チェックアウトした。

相変わらず出づらい駐車場に車が停まっていた。

中にものを乗せて出発する。

今日は対馬の北をぐるっと一周し、また真ん中の辺りに戻ってくる。

昨日通った道をまた戻る。ベスト電器やらダイレックスを見る。

対馬の大動脈っぽい道なので交通量が多い。のわりに道が狭い。

とろとろ軽トラが大渋滞を作っていた。

 

9時くらいに厳原を抜け、豊玉というところに着いた。

豊玉は事前チェックして少し気になるところがあったところだ。

宿があれば宿泊していたと思う。

ちなみに宿は謎の民宿が1つしかなかったので断念した。

ツタヤホテルというのがあったらしいが潰れているっぽかった。

もはや集落だなと思う。

こんな小さい集落にも小・中・高があるって日本ってすごいよな。

見たかったものを車から見ることができて満足する。

 

その先のスーパーサイキ豊玉店で朝ご飯を買うことにした。

駐車場は狭い。その割に人が殺到している。どうやら開店直後のようだ。

なんとか駐車場の端っこに停めることができた。

中で丸山と2人で物価チェックをする。

結局別にそんなに安いことも高いこともなかった。

離れているところだからちょっと足下を見てくる価格かと思ったが良心的。

各々お惣菜やらお菓子、飲み物を購入して車に戻る。

その先の和多都美(わだつみ)神社で食べることにする。

せっまい道を通りながら神社に向かう。

神社に到着する。車が停まっていたので横につける。

なんか車の移動販売みたいなのがあった。

誰をターゲットにした店なんだろう。意外と人が来るのか?

車の中でご飯を食べる。朝っぱらからフライドチキンを食べた。

 

食べ終わってから神社を見る。3本の鳥居が海の中に並んで立っている。

ように見えたが干潮だったらしく2本は干潟の上に立っていた。

なんとも珍しい光景だった。

反対側の神社にもとりあえずお参りした。

おみくじを引いてみたけど微っ妙な感じだった(忘れた)。

 

車に戻って出発する。ほんとすげえ所に来てるよな。

中心部?に戻るとき、なんか変な建物を見かけたので寄ってみることにする。

韓国っぽい建物が、すごい上の方にある。

どこから入るのか分かんない。

わーわー探し回って結局最初のスーパーの前の建物の横から入ることが分かった。

その建物は豊玉の郷土資料館らしい。金の使い方がすごい。

階段の上に謎の像があった。

じゃんけんで負けたやつが詳細を見に行くことになった。

丸山が上に行った隙に車ごと隠れる。

あたふたするかと思ったらニヤニヤしている丸山、強し。

車に戻ってさらに北に進む。これからの運転は作業だ。