2015/12/29(火) 北陸一周2日目高山~輪島 2

インターを降りた先は長い下り坂だった。

もはやスキージャンプの台を走行しているような気分だ。

降りしきる雪のおかげで、辺りの景色はより銀世界になっている。

道路のしゃりしゃり具合や凍結っぷりは高山の比ではない。

こええー。慎重に慎重に運転した。自分の後ろの車も超徐行運転だ。

怖すぎて死にそうだったが、なんとか坂道を降りることができた。

とりあえずナビは白川村役場になっているのでそっち方面に向かった。

見れば白川村営駐車場というところがあるらしい。

その案内に沿って進んでいたが、途中で分からなくなった。

よく分からないうちに分岐に差し掛かってしまう。

右手にはトンネル、左手にはふつうの道。

よく分からないがなんとなく左に向かってみた。

左に向かうと、合掌造りの町並みになった。ここが観光地なんだろうか。

でもどこを探しても駐車場がない。あるけど店の駐車場のようだ。

まっすぐ進んでいると町外れに出てしまった。

直線の道。両脇の田んぼは真っ白だ。その脇に合掌造りの家が点在している。

謎のおっさんたちが路駐して、何かをビデオカメラで撮影していた。

これが白川村の合掌造りの集落か?

いや、そんなことはないでしょうと丸山が言う。だろうなあ。

分からなくなったのでその先の高架下で停めて車を出てみた。

とにかく積雪がやばい。30cmくらい積もっている。手が刺さる刺さる。

こんな雪を見たのは人生で初めてだ。アフリカ人並みに雪に興奮した。

よく分からんけど出発。右手にトンネルが見えている。

進行方向的にこのトンネルを抜けるとさっきの道に戻れる気がした。

トンネルを抜けるとやっぱりさっきの道に出た。

右手にさっき目指した村営駐車場があった。さっきの分岐は右が正解だった。

この時点で8時半と朝早かったためか、車はあまり停まっていなかった。

白川村に入る前にちょっと休憩。公衆トイレに。

すごく歴史を感じる建物だ。トイレの戸もじいちゃんちの戸みたい。

そんな古い戸が自動ドアだったのでちょっと笑ってしまった。

手洗いの水道の受け口?が芸術作品みたいだった。緑の線入ってた。

完全防寒で白川村に入る。

階段を上がると大きな橋がかかっていた。

しんしんと雪が降る中、大きな川を渡る。川の向こうには合掌造りが見える。

こんなに雪が積もっているところを歩くのは人生で初めてだ。

川の欄干にも、田んぼの株にも雪が積もっている。

雪の積もっている合掌造りの家は本当にきれいだった。

ザ・ジャパンって感じだなあ。

村の中を歩く。

重要文化財の大きな寺を見る。圧倒されるような大きさだ。

出たところで外人に英語で話しかけられた。緊張するからやめてほしい。

はい、ポーズ!と普通に言ってやった。よく見たらアジア人っぽかった。

雪がちょっと強くなってきた。寒い。岐阜北部やばい。

雪と寒さによって体力を奪われる。

で荒々しい運転の商業車が来てびびる。

大体観光地を運転してる商業車って運転荒いよな。なんでだろう。

長瀬家やなんとか家を見て、村を西の方に進んでいく。

丸山は和田家が見たいらしい。

正直もう寒いし凍りそうだし疲れたがついていった。

前を歩く丸山にただひたすら雪玉を投げつける。

すくってギュギュッとするだけで投げられるのである。仕方ない。

丸山によると、この奥にある家がおそらく和田家らしい。

え、これ道なの?巨大な雪見大福が目の前に見える。

辛うじて側溝だけ見えている。ここを歩くんか…

きゅっきゅっと新雪を踏みしめて歩く。南国育ちの人間には新鮮だ。

100mくらい歩いたが、丸山が和田家とふつうの民家を間違えたらしい。

ふつうの民家からおばあちゃんがこっちを見ていた。なんやねん。

そのままUターン。また丸山に雪玉をボスボス投げつける。

投げつけていたら田んぼに足を取られてひっくり転んでしまった。

もういいか。帰ろうか。

車に向かって歩き出すが、これがまた距離がある。

雪道を歩くのは体力を吸い取られるなあ…

途中荒々しい運転をしていた、さっきの商業車がいた。

にしても外人ばっかりだ。時間が経つにつれ、人数も増えている。

橋ですれ違った美人の外人が自分の方を見て笑っている。なんやねん。

さっきの公衆トイレに戻って用を足し、鏡を見た。ああ、これは笑うわ。

自分の頭に雪が積もっていたのだった。頭が白くなっていた。

ほんで髪凍ってるし。手袋も凍っていた。

車に戻ってから、ずぶ濡れになったマフラーと手袋を乾かした。

髪はほんと風呂入ったあとレベルに濡れていた。

まあ雪って結局水だもんな。雨みたいなもんだ。

山口県民にはなかなかしんどい岐阜の白川村だったのだ。

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