2015/12/29(火) 北陸一周2日目高山~輪島 8

宿泊予定のペンションに到着した。

でも駐車場が満車。いったん路駐してペンションの人に駐車場を聞く。

ついでにコインランドリーの場所も聞いた。

なんとコインランドリーは元気何とかの横にあったらしい。

そんなとこあったっけと思いながら結局コインランドリーへ。

あった。大体閉店した店たちの中に1つ24時間営業の建物があった。

でもなんか高かったので、丸山と相談。

結局ペンションの水道で洗剤使って水洗いするという謎の選択をする。

コンビニに行っていろいろ調達。

鼻血が出たとき用のティッシュと、部屋干しトップ旅行用パック。

コンビニってほんと何でもあるな…

0.01がなんとかいう例のコーナーのさりげなさに毎回笑う。

ペンションに戻ってきた。2Fの奥の方の部屋だった。

部屋は壁が赤い。じゃらんで見たときは青だった。カラフルですね。

まず、明日宿泊予定の、白山市の宿に連絡。

降雪が少なく、スキー場は閉店休業状態らしい。

いやー、1番下のところが土状態なのはやばいと思う。

ほんとに泣く泣くスキーを断念する。

リフト券付きのプラン予約してすげー楽しみにしてたのになあ。

まあ切り替えっすね。

とりあえず風呂に入って洗濯しよう。丸山は和倉温泉に入ったからいいらしい。

風呂は民家の風呂がちょっとでかい感じの風呂だった。

とにかくシャワーからのお湯の出が悪い。さっむ!!!

シャンプーしたらたぶん凍死するので諦めた。

湯船につかりながら洗面器にトップを入れ、ごしごし洗った。

思った以上に疲れた。上半身寒いし。

輪島のペンションの風呂場で洗濯とかどういう状況なのかと。

それでどんだけすすいでも洗剤のぬめりが取れない。

それでどんだけ絞っても水気が取れないのでこれは干すだけでは乾かないだろう。

とりあえず思い切り絞って袋につっこんだ。

明日早起きしてコインランドリーに行って丸山が起きるまでに帰ってこよう。

朝のドライブも楽しみだし。

部屋に戻ると丸山がテレビを見ながら明日のことを考えていた。

東尋坊+αをめぐるコースが有力である。

富山から新潟に行くコースを提案したがちょっと無理っぽかった。

2人でいろいろ福井の名所を調べていく。

永平寺→寺社仏閣は散々行ったからいい。

恐竜博物館→年末だから開いてない。

ワンダーランド→冬場だから大体やってない。

芝政ワールド→上に同じ。

丸岡城→どこだそれ。

水族館→ちょっといいけど寒そう。

赤レンガ→諸事情でやめてくれ。

あれやこれや調べるも、雪で通行止めとかやってないとかばっかりだ。

明日どうしようか。1時間くらい話す。

と、自分がスマホの地図で変なものを見つける。

「ハニベ岩窟院」

"知る人は「ああハニベね」と、大笑、苦笑、失笑、思い出し笑い"

"妖しいオーラを放つ北陸最強の珍スポット"

調べるたびに出てくる訳の分からん言葉。

丸山がノリノリになり、ここに行くことになる。

波乱の3日目の予感であった。

あれやこれやで明日どこに行くのか決まったのは23時過ぎだった。

ああ、疲れた。

さすがにこの日は0時を過ぎたらさっさと寝た。

2015/12/29(火) 北陸一周2日目高山~輪島 7

輪島についたということでやっぱり食べたいのは海鮮ものである。

手頃な価格で美味しそうな店を調べ、そこに行ってみる。

雨が降る中店の入り口へ。

なんと、貸し切り。貸し切り… 昨日も居酒屋貸し切りじゃなかったか。

まあこのシーズンだから仕方ない。

しゃあない。いったん大きな通りに出てチェーン店を探そう。

適当に運転していたら大きめの通りがあった。

ヤマダ電機とか紳士服の青山とかある。あ、大きな店があるぞ。

元気なんとかいうショッピングセンターの駐車場に停車。

とりあえず海鮮を食べられる店を探す。

でも大体閉まっていたり、高かったりした。輪島で海鮮は無理かな。

そしてこの辺に食べられそうなチェーン店は…ない。

電気屋とか紳士服とかはあるけど、すき家とかココスとかはない。

カーナビのジャンル検索であれやこれや探す。

回転寿司… なし(1番近いのは穴水町

ファミレス…なし

レストラン…なし

なんもない。ええ…

唯一ファーストフードで検索したら1件ヒット。もうここでいい。

ナビにセットして、その店に向かうと、ショッピングセンターの裏についた。

今の無意味な移動何だったんだ…

しかもファーストフード店は見当たらない。潰れたんだろうか。

仕方ないのでショッピングセンターの中に入る。

元気なんとかいう店らしい。

中には一切フードコートとかいうものはなかった。日用品とスーパーのみ。

もうスーパーの弁当かコンビニ飯でもいいかも。疲れてきたし。

なぜかそのショッピングセンターにあるゲーセンで太鼓の達人をする。

1回200円と高く、しかも太鼓のバチが1Pだけなぜか細かった。

3曲目になり、細いバチと太いバチを交換するために立ち位置を変える。

しかし難易度設定を間違え、元のところに戻ることになった。何してんねん。

車に戻る。もう1回ナビを適当にいじっていると、ゴーゴーカレーを見つけた。

もしかしてこれは輪島唯一のチェーン店なのでは?

他にもかまどやもあるけどこれは弁当屋でしょう。

もうこれでいいこれがいい、と決まり。駅前のゴーゴーカレーに行った。

輪島と珠洲を通る電車は廃線になっている。だから旧駅前と言うべきなのか。

輪島駅に到着。車を降りる。雨が止む気配がほんとにない。

駅の中を見物する。廃路線。シベリア行き?!

街渾身のボケに笑ってしまった。いいセンスしてるな行政。

観光案内が結構ある。能登半島のことが大体書いてある。

駅前のゴーゴーカレーに行った。

ゴーゴーカレーは味が濃いったらない。キャベツも多かった。

こういう美味しさもあるけど食べ続けたら死ぬ系の店だ。

丸山は大盛りにしていた。キャベツものっそい量やけど大丈夫か。

田舎者のヤンキーとかも入店してきて面白かった。

すごく滑舌の悪い店員さんが印象的だった。

帰り、もう1回旧輪島駅に寄ってトイレに行く。

何度見てもシベリア行きは面白い。

石川県に観光の感想を書いて送るパンフレットがあった。

丸山は送るらしい。いや、俺はいいわ。

さて泊まるところに行こう。コインランドリーもどっかにあるかな。

2015/12/29(火) 北陸一周2日目高山~輪島 6

鼻血を出しながら、禄剛崎灯台に向かう階段を上がる。

ティッシュがないので飛行機でもらったお手ふきを鼻につっこんでいる。

道の駅・狼煙で大きな血の塊を吐き出した。

なんでこういきなり出てきたくせに大出血なんだろう。

階段を上がるが、片方が鼻栓なのですごく苦しい。なんでこんなことに。

いい年こいて鼻血に悩まされる鼻炎系社会人。勘弁して欲しい。

1回止まったと思って鼻栓を取ったがまだ全然止まっていなかった。

灯台についたが片方しか手が使えないので写真も撮れない。

しかも灯台見に来てる先客がいた。4人。

圧倒的身かわし。鼻栓をつっこんでいるのを見られたくない。

手で鼻栓を必死に隠しながら日本海を見た。

ここが能登半島の先端、禄剛崎である。

目の前には何もない。天気がいいと佐渡ヶ島が見えるらしい。

日本海は今まで聞いたことのないような大きな音を立てている。

パワースポットとかあんまり好きじゃないけどなんかパワーもらえる気がした。

灯台もまだ現役だったことに驚いた。

やっと先客が帰ったので気兼ねなく見学することができた。

鼻血も止まったので降りることにした。

喉奥から血の塊が出てきてすげー気持ち悪い。森に吐血しながら帰る。

なんちゅう思い出なんだ。

道の駅・狼煙で、罪滅ぼしに飲み物とかを買う。

辺りは暗くなってきた。ほんといいタイミングで灯台を見ることができた。

ここから輪島市まで丸山が運転する。

相変わらずの港町っぷりだ。道も狭い。

突然大雨になった。スコールに匹敵するほどの雨だ。土砂降り。

朝、高山市で天気見たら能登半島は雷を伴う雪とか言っていた。

全然当たらんやん。サンダーブリザード楽しみにしてたのに。

夜間&雨&隘路の3コンボに丸山がギブアップ。運転を交代する。

運転を交代した途端大きな通りに出て運転が簡単になって笑う。

一向に雨が止むことはなかった。もう少し気温が低ければ大雪だっただろう。

途中なんかイルミネーションに人集りがあったので寄ってみることにした。

なんか段々の田んぼに電飾を付けているらしい。

田んぼを光らすという発想が珍しい気がする。

ふーん、という感じでついでにちょっと休憩。

スマホとカーナビをワンチャンbluetoothでつなげないかと試みる。

なんと成功。ここから適当に曲を流すことができる。

そこからは疲れを吹き飛ばす大声熱唱ドライブになった。

そんなこんなで輪島市街に到着。

2015/12/29(火) 北陸一周2日目高山~輪島 5

和倉温泉を出てものの5分で和倉ICに到着。

のと里山海道を通って、北を目指した。

ひたすらぶっとばすマイクロバスと軽四がいたので後ろにひっついて行った。

郷に入っては郷に従え、をちょっとばかり悪用させていただいたのだ。

やっぱり高速道路(?)の運転は作業になる。

能登空港の辺りから下道になった。

いつの間にか穴水町を抜け、輪島市に入っていた。

あれ輪島市って能登半島の左上にある市じゃないの?

結構真ん中の方までせり出してきてるんやね。

空港の横に、日本航空石川高校があった。甲子園で名前を見たことがある。

能登町に到達。サークルKで少し休憩。

ほんとにセブンやらファミマがない。サークルKばっかりだ。

ここで丸山と運転交代。雪もないから大丈夫よ。たぶん。

丸山は運転がお盆以来らしい。いきなりの急発進で肝が冷える。

マリオカートロケットスタートやないんやぞ。

その後はひたすら燃費悪そう、かつキープライトの運転だった。

中央線はみ出てるはみ出てる。

でも自分はとても楽だった。きのこの山を美味しく食べた。

サークルKでは高岡大仏コロッケも買った。でかいしおいしい。

ぐねぐねした道を蛇行運転でひた走る。

運転が下手だろうが無事に事故なく着ければええよ。

いつの間にやら珠洲市に到着していた。

見附島の案内。ちょっと見てみたくなる。案内に沿って進んだ。

路地みたいな道になる。とにかく道が狭い。中央線は当然のようにない。

そんなところを抜けていくと海に出た。駐車場に前からつっこんだ。

ちょっと歩くと見附島が見つかった。

軍艦のような形だ。黒船っぽい。なんか今にも動き出しそう。

見るとチャペルみたいなもんがあった。鳴らせるベルがある。

ここも恋人の聖地に仕立て上げられたのかな?知らんけど。

丸山は狭い道が嫌で運転したくないらしい。仕方ない。

鍵を自分に渡すなり早速あいつはトイレに行った。

トイレ横にぴったり車を付ける。丸山様をお迎えに上がる。

見附島を後にし、禄剛崎に向かう。いいペースだ。

珠洲市の街並みを運転。いやあ道がせめえ。車幅ぎりぎりだ。

じいさんばあさん出てきたら何もかも終わりやな。

気をもんで運転していると丸山が道の駅・すずなりに行きたいと言った。

能登半島のお土産が買いたいらしい。

たしかに閉店時間早そうだもんな。明日も朝開いてるか分からんし。

ということで、珠洲駅前郵便局のとこの交差点を左折。

珠洲駅は廃線になりもうないというのに珠洲駅前郵便局。悲しくなる。

入るのをミスったりしながらなんとか道の駅に到着。

丸山は郵便物を出すらしい。こ…ここで?

お土産を買う。ジャムと塩のお菓子といか飯。これくらいで十分だろう。

この辺は塩が有名っぽい。とはいっても防府も塩は有名だけど。

青森県民が長野に旅行に行ってりんご買うみたいな感じだろうか。

そのまま能登半島の右上の先っちょを、海沿いにぐるーっと周る。

景色はほんとにただの漁村って感じ。

途中で謎の若い女性4人グループが闊歩していた。何してたんだろう。

そしてここでなんと鼻血が出てくる。なんでやねん。

海沿いを行っていたが、目的地・禄剛崎まであと少しのところで山道に入る。

山の上に灯台があるのか?よく分からんけど。

と思っていたらもう1回海に出た。禄剛崎の看板も見えた。

道の駅・狼煙というよく分からないところに車を停めた。

ペース配分は完璧だった。現在16時過ぎ。日没に間に合った。

それにしても鼻血が止まらん。吐血しながら禄剛崎まで歩いた。

2015/12/29(火) 北陸一周2日目高山~輪島 4

うどん屋を出て、ちょっと富山湾を見てみることにした。

気付かないうちに海の方に来ていたのだ。

しばらく行くと、なんとか海岸に到着した。

海岸の駐車場は水たまりだらけになっていた。

ドアを開けると全て水たまりだった。ジャンプをしたもののジャポン。

富山湾は波が高かった。音も大きい。

あそこに見えるのは新潟?と言ったら違うらしい。射水の辺りとか。

そういやさっき射水(新湊)という謎の案内を見たな…

海岸をずーーーーっと見ている中年男性がいた。

入水自殺でもするのだろうか。年の瀬はそういうやつも多いのかも。

海岸には5分くらいいたが、その人は一歩も動かず海を凝視していた。

車に戻り、出発。

あの人がくるっと振り返って走ってきたらどうしようとか下らんことを話す。

一路、七尾市にある和倉温泉を目指す。

目指しだした途端天から変なものが降ってきた。ひょうかあられか分からん。

窓から手を出して取ってみた。直径5mmくらいの氷塊。

でも比較的早く止んだ。

道はずーっと海沿いだ。海浜植物園とか海浜公園とかのそばを通る。

途中バームクーヘンみたいなベンチがあって何やあれと思う。

阿尾というシンプルな地名のところを抜けると気になる標識を発見。

「大境洞窟」洞窟か。ちょっと見てみたい。どんな洞窟なんだろう。

案内に沿って曲がると、車は漁港の方に降りていった。

ここら辺のマップがある。この辺りは大境洞窟住居跡というらしい。

奥の方に神社があり、そのまた奥に大境洞窟があった。

洞窟というよりは巨大な横穴だった。

神社の警報機が鳴ってびびる。なんなんだよ。ただの旅行客だぞ。

大境洞窟を見学。神聖な祠が建ててある。

どうやらここは縄文人たちが暮らしていた洞窟らしい。

それどころか弥生人もそのまた後の時代の人もいたようだ。

なかなかの歴史スポット探訪だ。

雨だれがすごい。銃撃されてんのかと思うくらいボタボタ来ている。

見上げるととんでもなくダイナミックな岩肌だった。

帰りに神社に参拝したらまた警報機が鳴った。何に怯えてんだ。

元の道に合流して、ただひたすらに北上する。

のどかな漁村をまったり走る。いいドライブだ。

突如カーナビが左折を要求してきたので、左に曲がった。

そこから能越自動車道の無料区間に合流。七尾大泊ICから高速へ。

高速は速いけど景色もくそもなくなってしまうのが難点だ。

そのままナビも知らないような道を快走した。

七尾市の市街地が高速から見えた。さらば七尾市

高速を降りて、和倉温泉を目指した。

新しい道が多く、ナビの案内が当てにならないので、案内だけ見て進んだ。

15分くらいして和倉温泉に到着。

ごみごみした町が急激にはけて温泉街になった。

温泉街の雰囲気が大好きだ。

この町は花咲くいろはとかいうアニメの舞台になったところだ。

大学の時宅飲みをしてて、深夜にみんなでテレビでやっているのを見た。

大学時代、謎のキッズステーションブームが流行したのを思い出す。

和倉温泉の総湯を訪れた。

靴箱と貴重品箱のダブル施錠。防犯に力を入れている感じがする。

タオルと垢すりを買って、温泉の中へ。

温泉の中はじいさんだらけだった。適当に体を洗って湯船へ。

お湯が苦い。血の味がする。なんか鼻血が出てきたのかと思った。

いい湯だ。

でも熱い。

なんか5分くらいでのぼせて外に出た。

休憩室という畳張りの部屋でデカビタを飲んでいたら丸山が風呂から出てきた。

和倉温泉で旅の疲れを癒すことができた。

時間にして14時。思った以上に快調な2日目である。