2016/12/30(金) 岩国の山奥 5

せっかくなら、とお金を払って錦帯橋を渡った。

意外と勾配があって上がり下がりが激しい。

橋というか階段みたいになっている。

ずーっと昔祖父母と来た時のことを思い出す。

橋の下を眺めてみる。石がきれいに並んでいた。埋めたのかな?

川の流れがきれい。

上流の方はさーって水が流れているが、下流はざーっと流れている。

橋を渡りきって記念碑みたいなのを見る。

錦帯橋ができたのはこの彫られている日付ではないらしい。

この碑に記されている日付は国の名勝に指定された日付とのこと。

ややこしすぎるだろう、普通に間違えるわ。

もう1回渡って向こう岸へ帰った。

アイスがわさびではどうしても満足できなかったのでもう1回アイス屋へ。

横から変なのを買えとかやいやい言われるが「大正ロマン」を買った。

大正ロマンは黒蜜きなこである。うん、もう最高。

黒蜜きなこを発明した人を褒めたたえよう、美味しすぎる。

丸山はぶどうミックスを買っていた。売り上げ1位らしい。

帰り道、桜並木を歩いていると腹が痛くなった。2個も食べりゃそうなるわ。

車を発進させ、最寄りのデイリーヤマザキに入りトイレを貸してもらう。

いろいろと買い込んで店を出た。

岩国ICから防府東ICまで安全運転で帰る。

途中は渋滞しているところがあった。事故渋滞らしい。

右に寄れ、と書いてあるので右へ。左をばんばん車が通過していく。

車の中では、「よく聞く苗字しりとり」が行われていた。

ランキング20位以内のものを言うとポイントアップである。

だというのに田の上とか意味不明なことを言う残り2人であった。

 

防府に帰ってからはラーメンを食べ、イオンタウン防府へ。

ご祝儀?を渡す。あんまりこういうのは慣れない。

本屋に行ってからゲーセンに行った。

太鼓の達人をしたりエアホッケーをする。懐かしくて楽しい。

ボーリングをしようとしたが団体客が山のようにいてできない。

仕方ないので奥で卓球をした。暑くなるほど盛り上がった。

卓球を終えて案野さんと別れ、丸山を少し遠回りして家に送った。

来年はこいつも社会人になる。

忙しくなるけどまた変なとこに行けたらいいなとか思う。

2016/12/30(金) 岩国の山奥 4

そこからは元の広い道に戻った。

周南、下松、錦町と候補はあったが丸山が所望したので錦町へ。

またそこから30kmくらい走って錦町へ。

錦町もさびれた所である。人の気配がない。

サンマートに車を停めてこれからどうするか会議。

丸山は適当に錦町に行きたいと言っただけなんですよ~とか抜かす。

道の駅ピュアラインにしきへ行くことにした。

しばらく運転して到着。観光客の団体がいっぱい。

知らなかったけど錦町はわさびとか蒟蒻とか名産らしい。

食堂へ。やっとご飯だ。

自分は牛すじ丼にした。丸山はしし肉の定食、案野さんは焼肉丼。

肉系のメニューが充実している。おばちゃんに食券を渡し席に着く。

やっぱり疲れとるな。よく考えたら100km以上運転してるし。

時刻は14時を回っていたため若干眠かった。

牛すじ丼が到着した。蒟蒻がごろごろと目立つ。味はよく煮てあってうまい。

丸山がいのししの肉をくれた。普通に牛肉みたいな味がする。くさみもない。

外の景色を見たりどうでもいいことを話したりしながら飯を食べる。

食べ終わり、返却口に食器を下げてから帰る。

 

どうせここまで来たなら錦帯橋を見ようということになった。

岩国に向けて出発。そこからまた20kmくらい運転して岩国へ。

割と近かった。錦帯橋が目の前に見える。

車を停めてぶらぶらする。

桜の木がたくさんあり、花見シーズンは賑わいそうだなあと思う。

錦帯橋に到着する。まずはやっぱりアイスの店に行こう。

100種類の店があるアイスの店に行きたいというのは自分の希望だった。

この寒いのに店には10人くらい並んでいた。さすが人気店。

店員さんが並んでいる間にメニューを渡してくれたので、種類を決める。

なんとも3人とも無難なものを選んでいる。

じゃんけんをして負けたら変わり種を頼むことになりじゃんけん。

案の定負けてしまい、自分は変な味のアイスを食べることになった。

お茶漬けとかカレー、ラーメン、栄養ドリンク味とか不思議な味が並ぶ。

たぶん1番マシだろうということで、自分はわさび味にしてみた。

もしかしたら奇跡のマッチングがあるかもしれない。

しばらく並んでアイスをゲットした。食べてみた。

うまい・・・かもしれない。うま・・・やっぱまずい!!!

おいしいバニラアイスの味わいをわさびが邪魔してる感じ。

綺麗な色彩の絵画に汚いスプレーで落書きしたようなイメージ。

惜しいのは、おそらくベースのバニラアイスが相当おいしそうなこと。

わさび越しでもその美味しさが伝わってくる。ほんとにわさびがいらない。

 

アイスを持ったまま錦帯橋を渡ることができないということでその辺を散策。

黒猫がいて、かわいかったので、コーンをやってみた。

ゴロゴロと言いながら頭を擦りつけてくる。可愛すぎるだろう。

結局割とコーンをやった。猫ってわさび食べても平気なのか?

その後はその周りをぐるっと1周。公衆トイレが臭かった。

岩国城→登らない。白へび→見ない。と来たら橋くらい渡ろう。

吉香公園回ったくらいで満足したらあかん。

というか噴水が寒そう。この時期にあんな打ち上げなくても。

2016/12/30(金) 岩国の山奥 3

先ほど通った道を下っていく。相変わらずの道である。

下りの方がブレーキを踏む必要があり怖い。

落ち葉が降り積もったせいでぬかるみになっている所もあった。

トラックのところを抜け、氷見神社の前を通る。

そしてまた集落の辺りに戻ってきた。

今度は南下する道へ進んだ。というか選択肢がこの道しかない。

さっき間違えて進みUターンする羽目になった道だ。

相変わらず崖みたいな道である。踏み外したら田んぼに真っ逆さまだ。

普通車でギリギリ通れるほどの道幅なのに、なんでか道端に棒が立ててある。

しばらく進むとまたとんでもない狭さの道になる。

狭い道にかすかな轍、落ち葉のぬかるみ、どっから湧いてるのか分からない水。

トロッコに乗っているようなイメージである。

 

いつの間にか横の川と並走する形になっていた。

橋があったので車を停めて橋の方へ。

道幅が狭すぎて、助手席の丸山は下車できなかった。

欄干も何もない、川の両岸にコンクリの板をかけただけのシンプルな橋。

落ち葉が降り積もっているようすから誰も通っていないことが分かる。

橋の上に立って川を見ると水が澄んできれいだった。

水の流れる音と木が揺れる音しかしない。大自然の真ん中にいる感じ。

ぶっちゃけ秘境だよなあとかいう話をしながら車に戻る。

びっくりしたのは、遥か後ろから白い軽トラが来ていたことだ。

慌てて発進する。追いつかれませんように。

というかどこから来たんだ?あの集落に人がいたのか?

追いつかれないように狭い道を進む。

ガードレールを設置したら普通車は通れなくなるくらいの道幅。

 

ずーーーーーっと進むと行き止まりになっていた。

2つのパイロンとコーンバーがこの先進めないということを示している。

運よく離合できそうな広いところがあったので停め、歩いて中に入ってみた。

どうやら崖が崩れてしまったようだった。

アスファルトがえぐられている。川の中に朽ちた木が何本もあった。

ここが通れないから通行止めなのか。

頑張ったら通れそうな気もするけどな…

ほんとに仕方なく、戻ることになる。

軽トラはこの近くの畑に用があったようで荷物を運び出していた。

正直ここまでの運転で疲れていたので、戻るのはメンタル的にきつい。

が、仕方なし。戻るしかない。

山道ドライブってこういうことあるよね。それも醍醐味だし。

でも、集落の辺りにこの先行き止まりみたいな表札出しといてほしかったな…

 

で結局ずーっと戻り、最初の日の出屋商店の辺りまで戻った。

やっぱり行きより帰りの方が早い気がする。あっという間だった。

2016/12/30(金) 岩国の山奥 2

だんだん道が狭くなってくる。

途中ナニコレ珍百景に出てきそうなタイヤでできた置物の家?を見つける。

どこまで行っても舗装された道ではあるがただただ狭く離合が難しそうだ。

進んでいくうち「秘密尾」の案内板があった。

しかしどんな山奥まで行っても、ぽつんと民家がある。

あばら家とかではなく最近建てたみたいなのもある。

 

とんでもない山道を30分くらい運転して少し開けたところに出た。

「秘密尾」らしい集落へ到着。

だが、駐車するところを求めてまた細く奥まったほうに行ってしまった。

相当頑張ってUターン。

元のところに戻り、広いところに駐車させてもらった。

しかし人の気配がしない。生き物の気配もない。

物音はというと、川の流れる音が遠くからするだけだ。

この集落は山の開けたところに、家が5軒ほど点在している感じだ。

3人とも圏外になっている。audocomosoftbank全滅。

その真ん中に「秘密尾公民館」が建っていた。

右から左に「館民公尾密秘」と書いてある。

誰かがこの中で生活してるのだろうか?詳しいことは分からない。

とりあえず記念撮影をしてみた。

奥の民家を見るとタオルが干してあった。誰かが生活はしているのだろう。

しばらく集落を散策してみる。

坂を下ってみると地面が柔らかい。踏みしめられていない感じがした。

畑みたいな広場に何かが植えてあり、棒が立っている。

川の方も見てみた。割と水かさがあった。

 

ひとしきり見物したあと車に戻った。車は泥だらけだった。

とりあえず馬糞ヶ岳に行く。

なんで行くかと言うとそれは自分にも理由は分からない。

この集落の上の方に道が続いているようなので登ってみる。

ガソリンの減りがすごい。

途中で氷見神社というものを見つける。

しばらく山道を登ると前から車が来た。黒い軽四。

完全に油断していたので本当に驚いた。たぶんあっちも。

こうこの道がうまいこと馬糞ヶ岳に行けて、錦町の方へ抜けないだろうか。

そうなるとスムーズに岩国方面に向かえる。

しばらく進むとトラックが停まっていた。崩れたのかな?

そこまでかと思ったがまだ進めた。これは行けるのではないか。

この辺りから道がもう道と呼べるのか分からないような道である。

横から木はせり出し、道幅はクッソ狭い。

道路の真ん中に通るのを拒むかのような雑草が生えている。

たまに道が真っ茶色になる。降り積もった落ち葉が腐ってぬめっている。

常に何かが車にゴンゴン当たるような道を進んだ。

 

行きついた先は行きどまりだった。

道がそこで途切れており、先に進めなくなっていた。

仕方ないので景色を見る。それはすごい景色…と言いたいがそうは言えない。

標高は高いようだが木が邪魔であまり下の方が見えないのだ。

飯でもあったらここでピクニック(失笑)でもしたところだ。

そんなもんはない。引き返すしかない。

もしかしたらこの右に見えてるの馬糞ヶ岳じゃね?という話をした。

よく分からんけど違うかもみたいな話になった。

しばらくぶらぶらして3人で協力して超頑張ってUターンをして出発。

置いていくドッキリをしてみた。楽しかった。

2016/12/30(金) 岩国の山奥 1

今年の冬は旅行に行かないので、せめて遊ぼうという話をした。

自分としてはファミレス行ったりボーリングしたりできればよかった。

いつの間にやら遠出をすることになっていた。

丸山が悪乗りで、昔見つけた面白い地名のところに行きたいと言った。

「秘密尾公民館」と「馬糞ヶ岳」。

今年の年末は車でそんなよく分からないところに行くことになった。

案野さんはよく分からないうちに着いてきた。

 

朝は9時半に丸山の家に行って奴を拾った。

案野さんとは10時にイオンタウン防府に集合になっている。

イオンタウンでは朝ご飯を買う。

パンとかおにぎりとかあったがなぜか海鮮丼を買った。

レジはとんでもなく混んでいる。

そんなに買ってどうするの?と言いたくなるような客ばかりだ。

9時50分に車に戻り、急いで海鮮丼をかきこんだ。うまい。

途中iPhoneが振動し、LINEの通知が来てるっぽい感じだったが無視して食べた。

丸山は魚フライを食べている。衣がスカスカだがおいしそう。

5分で完食し、LINEを見るとやっぱり「着いたよ~」とかいうのが来ていた。

遠くから案野さんが来ている。そして合流した。

丸山が店の中に弁当がらを捨てに行った。

そのすきに案野さんに、丸山に渡す就職祝いの封筒に名前を書いてもらう。

今回のサプライズである。

間一髪でなんとか隠し出発した。

 

防府から262号線を通り山口に向かい、中国自動車道へ入った。

中国自動車道はめちゃくちゃ車が少ない。

山陽自動車道と先にどっちができたんだろうとか話す。

今回の目的地は周南市鹿野である。鹿野ICで下車すると目的地に近い。

途中、鹿野SAで寄り道。

裏から高速ではない普通の道に出ることができるようだった。

山口のお土産しか置いてない。当たり前か。

山口と島根の観光マップみたいなのを見て出発した。

 

鹿野ICに到着。1140円と意外と高い。

とりあえず「秘密尾」という場所を目指すことにする。

よく知らんけど丸山が指図する通りに運転する。

最初は大きな道沿いだったがだんだん狭くなっていく。

日の出屋商店という店の角を曲がるともう道が細くなった。

「えっそっち?」と言いたくなるような細い道にどんどん入っていく。

かくして山道ドライブが始まった。