2016/12/30(金) 岩国の山奥 2

だんだん道が狭くなってくる。

途中ナニコレ珍百景に出てきそうなタイヤでできた置物の家?を見つける。

どこまで行っても舗装された道ではあるがただただ狭く離合が難しそうだ。

進んでいくうち「秘密尾」の案内板があった。

しかしどんな山奥まで行っても、ぽつんと民家がある。

あばら家とかではなく最近建てたみたいなのもある。

 

とんでもない山道を30分くらい運転して少し開けたところに出た。

「秘密尾」らしい集落へ到着。

だが、駐車するところを求めてまた細く奥まったほうに行ってしまった。

相当頑張ってUターン。

元のところに戻り、広いところに駐車させてもらった。

しかし人の気配がしない。生き物の気配もない。

物音はというと、川の流れる音が遠くからするだけだ。

この集落は山の開けたところに、家が5軒ほど点在している感じだ。

3人とも圏外になっている。audocomosoftbank全滅。

その真ん中に「秘密尾公民館」が建っていた。

右から左に「館民公尾密秘」と書いてある。

誰かがこの中で生活してるのだろうか?詳しいことは分からない。

とりあえず記念撮影をしてみた。

奥の民家を見るとタオルが干してあった。誰かが生活はしているのだろう。

しばらく集落を散策してみる。

坂を下ってみると地面が柔らかい。踏みしめられていない感じがした。

畑みたいな広場に何かが植えてあり、棒が立っている。

川の方も見てみた。割と水かさがあった。

 

ひとしきり見物したあと車に戻った。車は泥だらけだった。

とりあえず馬糞ヶ岳に行く。

なんで行くかと言うとそれは自分にも理由は分からない。

この集落の上の方に道が続いているようなので登ってみる。

ガソリンの減りがすごい。

途中で氷見神社というものを見つける。

しばらく山道を登ると前から車が来た。黒い軽四。

完全に油断していたので本当に驚いた。たぶんあっちも。

こうこの道がうまいこと馬糞ヶ岳に行けて、錦町の方へ抜けないだろうか。

そうなるとスムーズに岩国方面に向かえる。

しばらく進むとトラックが停まっていた。崩れたのかな?

そこまでかと思ったがまだ進めた。これは行けるのではないか。

この辺りから道がもう道と呼べるのか分からないような道である。

横から木はせり出し、道幅はクッソ狭い。

道路の真ん中に通るのを拒むかのような雑草が生えている。

たまに道が真っ茶色になる。降り積もった落ち葉が腐ってぬめっている。

常に何かが車にゴンゴン当たるような道を進んだ。

 

行きついた先は行きどまりだった。

道がそこで途切れており、先に進めなくなっていた。

仕方ないので景色を見る。それはすごい景色…と言いたいがそうは言えない。

標高は高いようだが木が邪魔であまり下の方が見えないのだ。

飯でもあったらここでピクニック(失笑)でもしたところだ。

そんなもんはない。引き返すしかない。

もしかしたらこの右に見えてるの馬糞ヶ岳じゃね?という話をした。

よく分からんけど違うかもみたいな話になった。

しばらくぶらぶらして3人で協力して超頑張ってUターンをして出発。

置いていくドッキリをしてみた。楽しかった。

2016/12/30(金) 岩国の山奥 1

今年の冬は旅行に行かないので、せめて遊ぼうという話をした。

自分としてはファミレス行ったりボーリングしたりできればよかった。

いつの間にやら遠出をすることになっていた。

丸山が悪乗りで、昔見つけた面白い地名のところに行きたいと言った。

「秘密尾公民館」と「馬糞ヶ岳」。

今年の年末は車でそんなよく分からないところに行くことになった。

案野さんはよく分からないうちに着いてきた。

 

朝は9時半に丸山の家に行って奴を拾った。

案野さんとは10時にイオンタウン防府に集合になっている。

イオンタウンでは朝ご飯を買う。

パンとかおにぎりとかあったがなぜか海鮮丼を買った。

レジはとんでもなく混んでいる。

そんなに買ってどうするの?と言いたくなるような客ばかりだ。

9時50分に車に戻り、急いで海鮮丼をかきこんだ。うまい。

途中iPhoneが振動し、LINEの通知が来てるっぽい感じだったが無視して食べた。

丸山は魚フライを食べている。衣がスカスカだがおいしそう。

5分で完食し、LINEを見るとやっぱり「着いたよ~」とかいうのが来ていた。

遠くから案野さんが来ている。そして合流した。

丸山が店の中に弁当がらを捨てに行った。

そのすきに案野さんに、丸山に渡す就職祝いの封筒に名前を書いてもらう。

今回のサプライズである。

間一髪でなんとか隠し出発した。

 

防府から262号線を通り山口に向かい、中国自動車道へ入った。

中国自動車道はめちゃくちゃ車が少ない。

山陽自動車道と先にどっちができたんだろうとか話す。

今回の目的地は周南市鹿野である。鹿野ICで下車すると目的地に近い。

途中、鹿野SAで寄り道。

裏から高速ではない普通の道に出ることができるようだった。

山口のお土産しか置いてない。当たり前か。

山口と島根の観光マップみたいなのを見て出発した。

 

鹿野ICに到着。1140円と意外と高い。

とりあえず「秘密尾」という場所を目指すことにする。

よく知らんけど丸山が指図する通りに運転する。

最初は大きな道沿いだったがだんだん狭くなっていく。

日の出屋商店という店の角を曲がるともう道が細くなった。

「えっそっち?」と言いたくなるような細い道にどんどん入っていく。

かくして山道ドライブが始まった。

2016/08/13(土) 対馬一周3日目⑤ 空港

温泉の駐車場で荷物を整理して再確認する。

お土産やらゴミやらをなんやかんやバッグに詰め込む。

車内がきれいになる。3日間お世話になったアクアともお別れだ。

空港前の、山肌の中にある斬新なトヨタレンタリースに車を返す。

いろいろレンタカー会社はあるけどトヨタが1番安い。

でもトヨタが1番厳しい。ガソリンのレシート出さなきゃだし。

毎回返却するときに従業員の目が怖い。笑ってるけど笑ってない感じ。

夏の旅行はレンタカーでもスリップの危険がないからいいと思う。

 

空港に再び送ってもらい、搭乗手続きをさっさと済ませた。

中でぶらぶらしていたらお土産コーナーがあった。

なんとそこにベイパークで買えなかった対州馬のタオルがあったのだ。

つしまのおうまちゃんタオルである。嬉しくて2色とも買ってしまった。

大事に使おう。年甲斐もなく嬉しかった。

じゃがりことかお茶とかもついでに購入。

 

空港内は意外と混んでいたので、3人は別々の席に座った。

ほんとどこから沸いて出たのかというくらい人がいる。

対馬から出る人、迎える人。いろんな人がいるようだった。

自分は運よくテレビの前に座ることができたので高校野球を見た。

鳴門高校が試合をしていたような気がする。

お土産コーナーで買ったじゃがりこを食べながらゆったりする。

この旅行ももう終わりだなー。

都会に旅行に行くのもいいけどこういった所の旅行もいい。

 

自分の知らない日本をいっぱい見ることができた。

対馬での3日間はほんとに楽しかった。来てよかったなと思った。

旅情に浸る間もなく場内アナウンスが流れ、飛行機の中へ。

相変わらず乱暴に離陸する飛行機の窓から、対馬の最後の景色を見た。

ほんと緑とガケばっかりの島だな。でもそれがいいのだ。

来た時と同じ景色を見ているはずだが、不思議と違う景色に見えた。

 

往々にして旅行というものは行きより帰りの方が早い。

あっという間に福岡空港に着いた。

その後は3人で博多駅でぶらぶらし、ラーメンを食べた。

鈍行に乗って赤間駅に戻り、自分の車に3人乗って防府に帰った。

帰りの車の中で、関門海峡の花火が少し見えた。

2016/08/13(土) 対馬一周3日目④ 美津島

厳原から北上を始め、あそうベイパークというところに向かう。

2日目はここから対馬を一周したわけだ。大変だったな。

あそうベイパークには対馬ゆかりの馬、対州馬(たいしゅうば)がいるらしい。

対州馬は少しふつうの馬より小さいらしいですよと丸山が言った。

そんな馬がいるのねえ。普通の馬もどんな大きさかよく分からんのやけどね。

そういえば人生で馬を見たことがほとんどないな。

 

あそうベイパークに到着。

…したのはいいが、道路脇の野原に人も動物もなんもいない。

そうかお盆休みかと思う。

広い駐車場があった。1台だけ停まっていた。

スマホで調べたところたしかに営業中のようだった。

営業中なら、とうろうろしてみるがやっぱり人はいない。

縮小営業中なのかそれともこういう所なのか、園内を散策してみることにした。

入場料金とかもないみたいだ。ポケモンの施設みたいだな。

今日1番の暑さの中、坂を下っていくと、柵の中にたしかに小さい馬がいた。

2頭いる。飼育員はいない。

厩舎には名前が4~5つあるので、今は出払っているのだろうか。

にしても暑い。馬も1頭は暑そうにしてぐだーっとしている。

立っている方にちょっと触ってみたが慣れているようでフンフン言っている。

かわいいもんだ。たしかに小さい。自分が乗ったら重いとか思いそう。

しばらくしていると馬が小便をおっぱじめ、案野さんが悲鳴を上げた。

貴重な放水シーンである。しばし眺めた。ワンチャン糞もするのでは。

幸か不幸かウンコをすることはなかった。少し残念。

 

にしても暑いのなんの、もう無理だーということで、対州馬とはお別れ。

坂を上がって車の方に戻った。この坂がきつい。土よりコンクリのがきつい。

よく見たら前の方にちっさい小屋がある。事務所か?

近付いてみてみるとお土産売り場だった。

対州馬タオルがあるらしい。欲しい・・・薄い手拭いでは満足できない。

が、しかしそこにも人はいなかったのだ。結局人はどこにもいなかった。

人に接することもなくパークを後にした。勝手に馬見て帰っただけやもん。

 

時間にしてまだ14時半であり若干の猶予があった。

行き先どうする会議が行われ、汗もかいたし温泉に入って帰ろうということに。

空港近くの湯多里ランドつしまというところに行った。

中に入って驚いたのはどこにこれだけの量の韓国人がいたのかということだ。

もはや聞こえてくる言葉は日本語ではない。

時折地元のお年寄りと思しき方が日本語を話しているだけでほとんどハングルだ。

まあ別に何ということはなくゆったり入浴しましたよ。

帰り際に従業員さんがロッカーの片付けをしていたので少し聞いてみた。

やっぱり韓国人のお客さんが多く、日本人は少ないらしい。

お兄さんみたいな年齢の日本人はほとんど来ないですよ、と仰っていた。

やっぱりそうなのねえ。ほんと対馬だけだろうな、こんな話が聞けるの。

 

トヨタレンタリースに車を返す時間が近くなっている。旅ももう終わりだ。

2016/08/13(土) 対馬一周3日目③ 厳原

またすごい道を通って山を下る。

かすかに轍が残る草原みたいなところを通過。

そして採掘場みたいなところを通り、急勾配を下り、元の道へ。

4WDのタイヤがでっかい車が通るような道。

車はアクア。装備としてはワンピースとかに近い。(?)

時間はお昼前だったので、厳原に戻って昼食を取ろうということになった。

しばらく運転して厳原中心部に戻ってくる。

観光センターの地下駐車場へと入る。慣れたものである。

ティアラとかレッドキャベツとかはもはやお馴染みになってきた。

飛行機の時間までまだまだあるので帰りにお土産とか買おうと話す。

 

昼食は1日目に売り切れで食べられなかった対馬バーガーのお店に行った。

対馬バーガーKIYO。別に思い入れがあるわけではないが気になっていた店だ。

2人とも少し疲れているようだったので席ではゆったりした。

今回の旅行での写真を見たりして過ごす。

注文した対馬バーガーが来た。

見た目は普通だったが食べてみて違いが分かる。

いかとかひじきが入っている。海鮮ハンバーグ。

濃厚ソースとざくぎりレタス(キャベツかも)。

パンはあのロールパンみたいに表面がつるつるしてるタイプ。

これはおいしい。全部絡み合っている感じがする。

ハンバーグの手作り感も相まってすごくおいしかった。

2個くらい食べりゃあよかったとか思いながら店を後にする。

 

店を出るとさすが夏真っ盛り、暑い日差しが照りつけてきた。

帰りに観光センターの前にあるお土産ショップに寄る。

いろいろと迷ったあげく手ぬぐいとブルーベリージャムを買った。

ほんとどうでもいいけど旅先でタオルを買うのが恒例化している。

手拭いをさっそく首からかけてみたがなんとその薄いこと。

何に使う手拭いなんだろう?よく分からんけど首からかけっぱなしにした。

そのあとティアラの中に入って、2Fのお土産コーナーもうろうろした。

とりあえず職場の人用の菓子とか家族へのお土産Part2とか。

缶バッジも売っていたので買ってリュックに付けてみた。

案野さんがニヤニヤしていた。

なんか雑貨を買おうかなーと思ったけどなんとなくやめた。

 

そうしてティエラ(ティアラだったっけ?)を後にした。

散々厳原を回った気がするが、もう最後だ。しばらく来ることはないだろう。

旅行のさびしさでもある。まあそれだけいい街に出会えたということだ。

今度来るときはこの建設中のホテルが完成してるのかな?

だったら宿泊も楽になりそうだなーとか思いながら、再び北上を始めた。